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「表現の学校」は日常のコミュニケーションににおける表現について考えるグループです。

I.O.E. [The Institute of Expression]

Our Opinion(表現の学校の考え)CONCEPT

Opinion

  • コミュニケーションスキルを高めることはできないだろうか

 コミュニケーションとは、伝達することを意味します。それには言語だけではなく、声音や表情、動作などいろいろな方法を通して行われます。 
 この言語以外によるコミュニケーションをノンバーバル・コミュニケーションと呼びます。このノンバーバル・コミュニケーションは、言語では伝えきれない感情やその人のパーソナリティ、意志だけでなく、その時の心理状態や体調、その人の興味や関心など言葉では伝えきれないものを伝えます。そしてそれは、その場の状況や雰囲気をつくり、また会社や学校などの一員としてそのグループの印象をも左右するのです。
 また、ノンバーバル・コミュニケーションは魅力や好き嫌いに大きく影響します。この魅力はコミュニケーションの最初の第一歩なのです。 

  • 日常の表現力を高めることはできないだろうか

 人は何かを表現をしようとしたとき、筋肉を使わないと表現することができません。話すことも、字を書く事も、絵を書く事も、歌うことも、自分の考えたこと、感じたことを何らかの筋肉を使って表現します。これは日常の行為も同じです。筋肉を使う動きをすることで、人は周りの人に何かを伝えているのです。
 普段のなんでもない行動はまったく意識をせずに行なっています。しかしこの何気ない行動から周りの人は、その人に何らかのイメージを持つ場合があります。
 だとしたら、私たちは普段の何気ない行動も意図や意思を持って行うことで、人に与えるイメージをコントロールできるのではないでしょうか。つまり普段の行動を意図や意志を持って行うことで、表現することができるのです。

  • 表現には演出が不可欠ではないだろうか

 ノンバーバル・コミュニケーションそれぞれは、単独では相手に影響を与える表現はできません。
 世の中には、ウォーキングの講座や表情訓練の講座などノンバーバル・コミュニケーションを教える講座が多々見受けられます。しかし日常いろいろな場面では、一つのノンバーバル・コミュニケーションが素晴らしいものであっても、相手に強い印象を与えることはできないのです。
 つまり言葉による主張をフォローするにしろ、行動によって表現するにしろ、ノンバーバル・コミュニケーションによって人に印象を与えるにしろ、言葉や行動やノンバーバル・コミュニケーションをトータルで駆使することによって、より強い影響を与えることができるのです。そこには時間経過や脈絡などを含めた演出が必要になります。
 社会には、マナーというその地域の文化がつくる社会規範があります。このマナーは何かの行為をする場合、できるだけ合理的にその行為が意図することを的確に表現するために作られてきたものです。しかしそのマナーを細かな部分まで守る必要があるのでしょうか。私たちはその行為が意図することを表現し、合理的であれば、そこにその人のパーソナリティーや意思を込めて表現することが重要であると考えています。ここにも演出が必要になるのです。
 私たちは、この言葉や行動、ノンバーバル・コミュニケーションを統合的に考察し、方略としての演出を提案しようと考えています。

  • 筋肉を動かして脳を活性化することはできないだろうか

 人は筋肉を使うとき脳からの信号によって筋肉を使っています。逆に筋肉を使うことによって脳に刺激を与え、脳を活性化していると私たちは考えています。
 つまり意識して筋肉を使うことによって、少年期は脳を育て、青年期や中年期には能力を開発し、老年期には萎縮を遅らせることができると考えています。
 この考えを基に、私たちは意識的に筋肉を使うことで、ボケ防止や能力開発ができないかと考えています。

  • 感受性を高めることはできないだろうか

 人は周りの人がある筋肉を使うと同じように筋肉を使う傾向が見られます。たとえば笑顔をつくると相手も笑顔になるとか、誰かがあくびをすると周りの人もあくびをしてしまうとか。これらを筋肉同調と呼び、人の集団行動の基礎をなすものです。また人には「もらい泣き」などのように感情同調という心理も見られます。これらの同調性は動物の本能に根ざすものですが、これは感受性の基となっているものです。
 私たちは人と接するとき、その場の雰囲気を感じ取ることで円滑なコミュニケーションを図ることができます。また印象に残る表現をする場合も、全体の雰囲気にあわせる必要があります。この雰囲気を感じたり、相手の気持ちを読むには、鋭い感受性が必要になります。
 感受性の基となる筋肉や感情などの同調性は、訓練や経験により高められるものです。現実、俳優のレッスンを積み重ねることにより、俳優は高い同調性を持ち、鋭い感受性を持っている人が多いのです。
 私たちは、俳優の訓練やノンバーバル・コミュニケーションの訓練を通して、雰囲気を読み取ったり、相手の気持ちを察知する感受性を高めることを目指していきます。

  • コミュニケーション障害の改善はできないだろうか

 コミュニケーション障害や広汎性発達障害(PDD)を持つ人の中には、対人感受性が機能していない人たちが見受けられます。これは筋肉同調などの同調性がとれず、前頭葉を使った人に対する想像力がうまく機能していないのではないかと考えています。
 私たちはこれらの人々に、対人感受性を高めることを目指して、同調性を高めるための演劇的なレッスンを行おうと思っています。
 また、俳優が培ってきた感情表現のレッスンを取り入れ、感情の振幅を高め、的確な感情表現を行えるようにすることで、コミュニケーション能力の改善が図ることができるのではないかと考えています。 

  • 想像力を高めることはできないだろうか

 想像力は、人にとって最も重要な脳の機能の一つです。この想像力を私たちは日常でもいろいろなことに使っています。たとえばお料理を作るときの塩加減を調節するときも、人と会話しているときこういう言葉を使ってもいいのかどうか考えたり、本を読むときそこに書かれていることから場面を想像したり。私たちは何かをしようとするとき、この想像力に頼っています。感受性やクリエイティビティも想像力が大きな役割を果たしています。
 この想像する力はは生まれながらにして人に備わっているものです。そして知識や経験によって、人それぞれ差こそあれ、高められていくものです。しかし、より高める方法はないのでしょうか。
 想像は人によって使い方がまちまちです。人によって状況や場面、目的などによる得手不得手があります。つまり想像はその使い方が重要なのです。これが想像力の差となるのではないかと考えています。
 使い方といっても、このように使おうと思って使えるものではありません。ある場面や目標、また外からの刺激などに対して自然に思い浮かぶものです。しかし、使い方であるなら訓練によって、より合理的に的確に思い浮かぶようにすることはできるのではないでしょうか。
 演劇は架空の場面や人物を表すことで成り立っています。したがって俳優には想像力の高さは欠かせません。俳優の訓練にはこの想像力を高めるためのレッスンが数多くあります。私たちはこの俳優の訓練を使って、表現するときだけでなく、場面や目的に応じた想像力を高めることを目指し、感受性やクリエイティビティなどの人の能力をできると考えています。


Message from Satoshi Okita editor

CEO

 私たち俳優は、ノンバーバル・コミュニケーションの専門家だと思っています。
 台本にしたがって動きや動作を付け、表情や声によってその時の感情を表し、その人物の個性を時には魅力的に、場合によっては見ている人に嫌悪感をもたれるように表現します。これらはすべてノンバーバル・コミュニケーションの操作なのです。しかもほとんどが想像のなかでこれらを表現しなければなりません。
 私たちはそういう表現をするために、人々を観察し、その時の文化を吸収し、日頃表現するための訓練を積み重ねてきました。

 その俳優が中心となって、ノンバーバル・コミュニケーションだけでなく、表現全体を考えるグループをつくりました。この「表現の学校」には、俳優や演出家、ダンサー、モデルなどのステージに関わる人だけでなく、実社会で各分野の専門家として活躍している人たちにも参加していただき、また心理学やコミュニケーション学、脳科学、スポーツ学などの分野のバックアップをいただきながら、より実社会で役立つノンバーバル・コミュニケーションを中心とした表現スキルを提案していこうと思っています。
 ノンバーバル・コミュニケーションは、ただ表現や表出の手法として使われるだけでなく、ノンバーバル・コミュニケーションのスキルアップの訓練は、自分自身の内側にも影響を与えるものです。クリエイティビティや感受性などの能力開発や脳の活性化、ダイエットなどの健康にも効果を上げることができます。また、表現の社会化という概念によって、それぞれの地域やその時代の文化にも影響を与えるものです。
 私たち「表現の学校」は、表現による自己形成や、集団による表現を通して新たな文化の創出を提案できればと考えております。


Chenges of 表現の学校

2005年
沖田さとしが中心となり、第1次「表現の学校」を組織。
2007年
私事により沖田さとしが「表現の学校」より退役。
それと共に「表現の学校」は休校となる。
2012年
沖田さとしが「表現の学校」へ復帰。
沖田さとしが中心となり、第2次「表現の学校」を再結成。

バナースペース

I.O.E
The Institute of Expression

TEL: 072-203-1023
mailto:
info-general@i-o-e.org

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